共に生きよう

私達の住む茨城県最北の大子町は桜の開花までは、もう少し。
まだ冷え込みの厳しい朝を迎えています。
この数日は、育苗ハウスのキャベツやリーフレタス、ズッキーニなど当園で種蒔きから生まれた苗達を畑に植えるタイミングを見計らっています。
毎年、自然のリズムと共に農作業に明け暮れながら二十四節気を一周し、気がつけば丸12年という大きな節目を駆け抜けて、今春、13年目の春を迎えました。
これも一重にご縁をいただき関わって下さっている皆さんのおかげに他なりません。
心より感謝申し上げます。

この度、当園のWEBページ、パンフレットが完成いたしました。
今まで日々の忙しさにかまけて手付かずだった面を農園開始と共に支えて下さったデザイナーさんお二人,フォトグラファーさんに手掛けてもらいました。感慨ひとしおです。

日々のご飯に健やかな野菜があるだけで、暮らしに弾みがつく様に感じられます。
季節の中で育まれた野菜の香り、色彩、歯ざわり、、、大それたことではないけれど、野菜たちが運んでくれる小さくも確かな実感を身体と心に重ねてゆく幸せ。
それを召し上がって下さる方と共有できる喜びが、私達の指針でもあります。

旬の野菜に触れると、なぜか心が落ち着いてきます。
私達も自然の中の一部であることを旬の野菜たちが教えてくれるからなのだと思います。

新たな時代に入りますね。
大切な命を真ん中に、共に生きていきたいと願っています。

これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

愛と平和を。
軍兵六農園
小橋 寛生/英里 拝